立山駅に向かう途中、立山博物館を過ぎて300mほど進んだ先、右に入るわき道を下っていくと、まんだら遊苑に到着します。
常願寺川公園とどちらに行こうか迷いましたが、緑がより多いところへ行きたいと思い、こちらに決めました。
駐車場は、下って突き当たりのところに停めました。
施設をぐるっと周回できるので、順路通りに辿ると、車を停めた場所に戻ってこれます。
いくらか他の車も停まっていましたが、もともと混雑する場所ではないと思うので、好きな場所に停めておけます。
さて、駐車場から3分ほど歩いて受付で入場料を支払います。
入場料は、一般400円。
大学生以下は無料です。
中に入ると、順路に従い、直ぐ正面の建物に低い入り口から入ります。
最初が地獄をイメージしたエリアになっているので、建物の中も薄暗く、おどろおどろしい雰囲気になっています。
娘は、ママにしがみついて離れませんでした。
歩かせたいと思ってきたのに、怖がってしまいました。
そう言えば、おうちでも寝かし付けの動画、「アンパンマンの寝ない子だれだ」と再生すると、ママに寄っていくのを思い出しました。
以前は怖がるということが分かっていないようでしたが、1歳半を過ぎた頃から、怖い、恐ろしいという感情を抱くようになってきたように思います。
最初の建物を出るまで、ずっとママにしがみついていました。
足元も暗いので、ここは抱っこされていた方が正解だったかもと思います。
建物から抜けると一転。
今にも雨が降りだしそうな空模様ですが、娘はママから降りて、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、世話しなく動き回り始めました。
柱のない張り出した橋が奥に延びていますが、手すりの高さも充分、柵も隙間が狭く、子供が落ちてしまう心配はありません。
地面は鉄が格子状になっているので、高所の恐怖は子供にも伝わっているようで、慎重に歩いているようでした。
これは何?といったものもあります。
施設内には、五感を使う仕掛けがいっぱいあります。
ぜひ、何なのかは、ご自身で試して頂けてらと思います。
次の場所へと移動します。
まんだら遊苑には、4つのエリアがあり、今回ってきたところは「地界」、つまり地獄をイメージしたエリアでした。
なぜ最初に地獄からスタートなのかと言うと、一度地獄に落ちて、そこから現世へと転生するまでを辿る流れになっているからだそうです。
さて、蔦に覆われた小さな橋を渡って次のエリアへ。
開けた草原と林のすき間を抜けていきます。
2つ目のエリアは、「陽の道」。
雷でもなりそうな黒い雲を気にしながら歩いていると、時々雲の裂け目から光が差す時間があって、なかなか神々しく見えました。
ゴルフ場コース跡地のような樹林帯に挟まれた開けた草地です。
その中に、ポツポツと彼岸花が咲いていました。
「陽の道」の先に丘のような場所が見えます。
「天界」です。
山岳信仰の三霊山、立山です。
1歳8ヶ月で、娘は立山に登頂しました。
いったん山頂から下り、山裾を反時計回りに回ります。
ここから先には、突き当たりの部屋ごとに、国内外のアーティストが天界をイメージして製作したアートの展示があります。
どの展示も、見応えは十分です。
せっかくなので、他の展示はご自身で見てみて下さい。
さらに、先へと進むと、天の楽器が用意された部屋にたどり着きます。
見るだけでも楽しくなるような楽器ばかりです。
そしてどれも、実際に手にとって音を鳴らしてみることができます。
これには娘も夢中になっていました。
打楽器が多いので、小さな娘でも無理なく音を鳴らすことができます。
音が鳴る仕組みにも少し興味を持ってくれたようでした。
さて、次の「闇の道」を抜けると、ようやく現世に転生することができます。
少しずつ辺りが暗くなっていきます。
そして「闇の道」入り口に到着します。
入り口には、天下一武道会のシンバル?のようなものがかかっていました。
そして、真っ暗な「闇の道」に入っていきます。
中は写真で見るよりずっと暗いです。
また、ドラム缶状になっていて、平らなではない場所もありました。
スマホのライトを光らせようかと問いかけましたが、妻は娘を抱えてスタコラと先に出口まで進んでいってしまいました。
なので気にするほどではないかもしれませんが、子供が転倒などしないように気を付けてあげる必要はあるかなと思います。
そして、出口の扉が開くと闇の中に光が差し込んできました。
ずっと薄暗い場所にいたので、曇り空の光でもとても眩しく感じました。
無事に現世に転生に戻ってくることができました。
出口から駐車場までの間には、カモシカがいました。
しばらく俗世から離れていたような気がするので、現実味がある景色にホッとしました。
これで一回りしてきたことになります。
本当はまだまだたくさんの写真を撮りましたが、できれば、予備知識は少なく、実際に訪れて「まんだら遊苑」の世界を体験してもらうことの方が良いだろう思い、あえて、情報を詰め込みすぎないようにしました。
私の投稿を見て行ってみたいと思える方がおられたらの話ですが(笑)
ファミリーにはもちろんですが、カップルで訪れても楽しめる場所です。
12月1日から3月31日まで冬季休館になりますので、今年中に行く予定の方はお気をつけください。
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